2005年 08月 09日
Hiroshima |
広島60周年ということで、BBCでも昨日、一時間半のドキュメンタリーが放送されました。
内容的には1945年の頭くらいから、時系列を追うかたちで、なぜ広島が選ばれ、どのように原爆が落とされ、そしてその時何が起きたか、というものを日本の生存者やアメリカの当時の政府関係者、パイロット、原爆の開発に携わった人などのインタビューと当時の映像、および再現映像をもとに構成してありました。
最後の落ちとしては、中立(?でも核保有国)のイギリスらしく、日米双方の典型的な意見のインタビューを流した後、原爆が日本の降伏を早めたのには違いないが、落としたことの道義性については疑問が残っている、というコメント。
6日当日のニュースでは、広島の平和記念公園から中継で、日本は近年被害者としての声を強めていて、アジアの国々からいまだ謝罪が十分でないのに、と反感を買っているが、ただ唯一の核兵器被害国として、出来ることはまだある、というコメントも。
たしかに核兵器によってどんな被害が起こりうるか、という点はもっと強調していいことだと思います。今のところ、ワタクシの周囲の外国人で広島の知名度はゼロでありました・・・(両親が住んでいたもので)。話題にしたことが無いので分かりませんが、日本=原爆被害国、というイメージはどの程度あるのでしょう。イメージがあったところで、実際に何が起きたかまでは、ほとんど知られてないような気がします。
この番組で私は「はだしのゲン」並みにちょっと恐い映像を予想していたのですが、BBCはその辺淡々としてました。でも「ゲン」くらいグロテスクなもの見せないと、教育効果はないと思います。記念館に飾るだけじゃなくて、出張して見せるくらいしないと。ホロコーストと言えばアウシュビッツ、アトミックボンブといえばヒロシマ、くらいに。
もちろん政治的にアメリカが「あれは過ちであった」と認めるとは思いませんが。個人レベルで知ってもらうだけでも十分に意義あることだと思います。最後に抑止力を持つのは、やはり個人であると思うから。
広島と、そして明日の(日本ではもう今日?)の長崎が、最初で最後の被害者となることを祈っています。
内容的には1945年の頭くらいから、時系列を追うかたちで、なぜ広島が選ばれ、どのように原爆が落とされ、そしてその時何が起きたか、というものを日本の生存者やアメリカの当時の政府関係者、パイロット、原爆の開発に携わった人などのインタビューと当時の映像、および再現映像をもとに構成してありました。
最後の落ちとしては、中立(?でも核保有国)のイギリスらしく、日米双方の典型的な意見のインタビューを流した後、原爆が日本の降伏を早めたのには違いないが、落としたことの道義性については疑問が残っている、というコメント。
6日当日のニュースでは、広島の平和記念公園から中継で、日本は近年被害者としての声を強めていて、アジアの国々からいまだ謝罪が十分でないのに、と反感を買っているが、ただ唯一の核兵器被害国として、出来ることはまだある、というコメントも。
たしかに核兵器によってどんな被害が起こりうるか、という点はもっと強調していいことだと思います。今のところ、ワタクシの周囲の外国人で広島の知名度はゼロでありました・・・(両親が住んでいたもので)。話題にしたことが無いので分かりませんが、日本=原爆被害国、というイメージはどの程度あるのでしょう。イメージがあったところで、実際に何が起きたかまでは、ほとんど知られてないような気がします。
この番組で私は「はだしのゲン」並みにちょっと恐い映像を予想していたのですが、BBCはその辺淡々としてました。でも「ゲン」くらいグロテスクなもの見せないと、教育効果はないと思います。記念館に飾るだけじゃなくて、出張して見せるくらいしないと。ホロコーストと言えばアウシュビッツ、アトミックボンブといえばヒロシマ、くらいに。
もちろん政治的にアメリカが「あれは過ちであった」と認めるとは思いませんが。個人レベルで知ってもらうだけでも十分に意義あることだと思います。最後に抑止力を持つのは、やはり個人であると思うから。
広島と、そして明日の(日本ではもう今日?)の長崎が、最初で最後の被害者となることを祈っています。
by ladybird_zoe
| 2005-08-09 04:48
| 日々つれづれ